女は沖を漕ぐ【新品】黒川十蔵著

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東京の出版社「カストリ出版」から発行されたリトルプレスです。

広島県の福山や鞆の浦、呉市豊町御手洗、広島市、東京を舞台としたミステリ小説。
戦前から平成まで、さまざまな時代につながる見えない線の辿り着く場所は
かつて海道の潮待ち風待ちの港として栄えた小さな港町。

さまざまな時代の背景と暮らしが丹念に刻まれた世界には
「生きる」ことへのたくさんの想いが刻まれているような気がします。
読後に改めて「もう一度、御手洗の港を訪れたい」と思わせてくれる作品でした。

この度、広島にゆかりのある本として、取扱いをさせて頂きます。

(しおまち書房 久保浩志)



■あらすじ
 小説の舞台は、広島県の瀬戸内海に浮かんだ潮待ち風待ちの湊にあった御手洗遊郭。
 昭和31年、広島県警福山署に一本の電話が入る。鞆の浦に、胸をただ一発撃たれた男の水死体が上がったという。
 事件を任された新米刑事 有馬遼と、ベテラン壇上克直。犯人の痕跡を追って、やがて2人は御手洗遊廓へ辿りつく。
 過去に哀しみを背負った郭の女たちと、業を背負った男たち──。
 50年前の殺しが平成の世に真実が明らかになる。

■著者 略歴
昭和24年生まれ。作品に『駆けろ、鬼日向 水野勝成』(2011年、叢文社)『幕末を呑み込んだ男 小説・五代友厚』(2013年、産経新聞出版)がある。
座右の銘・琴線を研ぎ澄まして、隠れた名もなき英雄の物語を書く
信条・書きたい物語を書きたいときに書く

■書誌情報
・著者:黒川十蔵
・発行:カストリ出版
・発行日:平成29年
・B6 / 349ページ / モノクロ